2021年03月30日
建物のバリアフリー基準改正の概要
建築物のバリアフリー設計基準の改正についてのWeb講習会がありましたので受講しました。
詳細は、各都道府県等で条例の改正がされると思いますので、計画中の方はご確認下さい。
今回の改正は、大きく変更されております。
・出入口、通路の有効幅員や段差の基準変更。
・飲食店等を車椅子使用者が利用しやすい様にする。
・車椅子使用者用WCの平面寸法の変更、介助者の待機場所の確保。
・現在の多機能WC(多目的WC)の機能を分散して、各機能毎に、個別機能を備えたWCを配置する。
・WCを、男女等、誰でも使いやすい様に、男女共用トイレを配置する。
・建物内の通路の梁下寸法や有効天井高さを、大型の車椅子用リフト付き福祉車両等が通る為の必要高さを確保できる様にする。
特に車椅子使用者用WCの平面寸法変更や、多機能トイレの機能分散配置で、WCの面積が大きく変わりますので、ご注意ください。
どの建築物も規模や配置等で色々と制限がありますが、すべての人が使いやすい建築物になる様に考えて行きましょう。
by_s.y.