2021年04月17日
「住宅団地と暮らし」小川信子先生の講演会
建築家小川信子先生の講演会がZoom形式で行われておりましたので、参加しました。
宮城県建築士会で企画された講演会ですが、宮崎県出身者から案内が届きました。
・小川先生は、戦後の住宅団地の形成にも関わられた方で、住宅団地の住棟配置の考え方、住民への影響、機能等の説明がありました。
・又、一つの団地群に、高齢者世帯から、核家族、幼児まで、色々な人たちの住宅団地、及び学校、図書館、飲食店等を配置し、廊下で繋いで、団地群が一つの町になっていて、その中だけで生活出来る街づくりの説明がありました。
ヨーロッパではそのような町づくりが行われている所もあるそうでした。
日本では聞いた事がなかったので、「日本でも、そのような町づくりが可能だと思いますか」と質問してみました。
日本では、大規模な町づくりが出来る空き地が少ないので、難しいのではとの事でした。
今は、町の住民の高齢化が進み、多様性を認め合う社会、高齢者から幼児まで、色々な立場の人が幸せに暮らせる社会づくりが叫ばれていますが、中々進んでいない様に思います。
簡単な事ではありませんが、先輩たちが何十年も前から考えている事ですので、一歩づつ進めて行けたらと思います。
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ネットで何でも調べられる時代になりましたが、先輩たちがどのような事を考えて来られたのかを学ぶ事は、困った時の道しるべになるのではないかと思います。
by_S.Y.